自己愛性パーソナリティ障害の精神的虐待4サイクルの
第2段階は
脱価値化です
無数にある彼らの心理戦術のうち脱価値化に使われる代表的なものには
ガスライティング
があります。
ガスライティングは
ターゲットが(自分は狂気にとらわれた。)と思い込むように仕向ける精神的虐待です
ガスライティングとはイングリッド・バーグマン主演映画の題名「ガス燈」から来た言葉です
この映画内でヒロインは夫から精神的虐待を受けるのです
ガスライティングとは
偶然を装った嫌がらせを繰り返したり
わざと間違った情報を与え続けたり
物を所定の位置から黙って移動したり
被害者にしか分からない嫌がらせを執拗に繰り返して
ターゲットが自身の認知や記憶や正気を疑うように仕向け
(私は精神異常者になってしまったのでは?)
と思い込ませることで
本当に精神疾患に陥れるという
極めて悪質な精神的虐待です
具体的には
・責任転嫁
と
・自己正当化
と
心理学で
・DARVO
と呼ばれる偏向戦術の
3つの戦術が主に使われると言われています
DARVOとは
・Deny(否定)
・Attack(攻撃)
・ReverseVictimandOffennder(被害者と加害者の逆転)
の頭文字を取ったモノです
まず立証しづらい陰湿なイジメを繰り返します
ストーキング、仄めかし、アンカリング、ノイズキャンペーン、ブライティング、マインドゲーム、コリジョンキャンペーン、モビング、etc
です
ターゲットに抵抗されるとイジメの事実を否定します
「言ってる意味が分からない。」
「何の話してるの?」
「やってない。」
「言ってない。」
「起こってない。」
「そんなつもりで言ったんじゃない。」
次に欺瞞や噓や罵詈雑言などで攻撃し被害者の主張を封じ込めます
「感情的になり過ぎ。」
「過剰反応し過ぎ。」
「気にし過ぎ。」
「敏感過ぎ。」
「大袈裟。」
「被害妄想!」
最後に被害者のふりをしてターゲットの方を悪者に仕立て上げます
「あなたがおかしい。」
「あなたが間違ってる。」
「あなたのせい。」
「あなたに問題がある。」
これをされるとターゲットは
自分の認識と他者の認識の大きなズレから
自分の認知に疑心暗鬼になり
精神的な自立を奪われ
自己判断が出来なくなり
やがて
「そんなことしたら失敗するよ。」
「もっとこうした方がいいよ。」
「違う。よく聞いて。私が教えてあげるから。」
「ほかのみんなもこう言ってる。」
やがて被害者は
親切なふりをした加害者に
なんと依存するようになり
「私の言う事聞かないと大変なことになるけどそれでもいいの?」
ついには自主的に加害者に服従するようにまでなってしまうそうです
ガスライティングは虐待の証拠が残らないように偶然を装って操作的に加害を行う
卑劣で陰湿で巧妙な粘着質の虐待です
その上周囲の人間に虐待の被害実態を理解してもらうことは大変困難と言われています
「~の言う事は聞かない方がいい。」
訴えたターゲットが統合失調症などの精神疾患扱いされるように
既に手を打たれていたりします
あるいは
周囲の人間がターゲットに反感を持つように
予め工作してあります
人間は社会性動物です
無意識は常に環境を統計処理して学習しているそうです
だから
どんなに馬鹿げた内容でも繰り返し繰り返し聞いてしまうと
物量作戦の影響を受けてしまうようです
そのため
ターゲットは自分でも
(自分は狂ってしまったんだ・・・)
と思うまでに追い込まれてしまうのだそうです
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