ダークテトラッドなどのダークパーソナリテイほど成功する傾向がある現代社会は
欠陥があると考えられるでしょう。
現代社会のどこに欠陥があるのか?
現代社会の構成要素を一つづつチェックしてみました。
民主主義とは
民主主義とは、国民が政治に参加し、意思決定を行う政治体制のことを指します。この概念は、古代ギリシャの「デモクラシー(民主主義)」に由来し、「人民の支配」を意味します。民主主義は、一般的に以下のような特徴を持っています。
基本的な定義
・国民の主権: 民主主義では、最終的な権力は国民にあり、国民が直接または選挙で選ばれた代表者を通じて政治を行います。
・代表制と直接制: 民主主義には、国民が直接政策を決定する「直接民主制」と、代表者を選出してその代表者が政策を決定する「間接民主制」の2つの主要な形態があります。
・多数決の原理: 意見が分かれる場合、最終的には多数決によって決定が行われますが、少数意見の尊重も重要な原則とされています。
民主主義の重要性
・個人の自由と平等: 民主主義は、すべての市民が平等に意見を表明し、政治に参加する権利を持つことを重視します。これにより、個人の自由が保障され、社会全体の意見が反映されることが期待されます。
・人権の保護: 民主主義は、個人の権利や自由を守るための制度を持ち、特に少数派の権利を保護することが求められます。
歴史的背景
民主主義の概念は、古代アテネにおいて初めて実践されましたが、その時代の市民権は限られた人々にしか与えられていませんでした。近代に入ると、19世紀から20世紀にかけての市民権拡大運動を経て、ほとんどの国で成人市民に対する普遍的な選挙権が認められるようになりました。
このように、民主主義は単なる政治制度にとどまらず、社会全体の価値観や文化にも深く根ざした重要な概念です。
民主主義の問題点
民主主義には多くの利点がありますが、同時にいくつかの問題点も存在します。以下に、民主主義の主な問題点を挙げます。
- 投票率の低下と政治参加の不足
日本を含む多くの国で、投票率が低下しており、これが民主主義の機能不全を引き起こしています。特に若年層の政治参加が少なく、政治への関心が薄れていることが指摘されています。これにより、選挙結果が特定のグループの意見に偏る可能性があります。個人的な感想ですが、選挙の透明性が民主主義においては最重要な大事かと考えます。あるルポライターが選挙の透明性を証明すべく票の追跡を行ったそうですが途中どうしても追跡不可能な場所があり選挙の透明性を証明出来なかったそうです。言い換えれば彼は選挙の不透明性を証明してしまったのです。これが事実なら選挙結果は国民の意見の反映とは言えず、従って、民主主義でも何でもありません。 - 政治家や政党への不信感
多くの市民が政治家や政党に対して不信感を抱いており、これが民主主義の質を低下させています。調査によると、日本では約6割の人が政党に課題解決の能力を期待していないと回答しており、政治家が選挙に勝つことを自己目的化しているとの見方が強いです。個人的な感想ですが、現代の政治家は公約を果たす気が全く無い人が多いように見受けられます。これでは、すなわち政治をしていないと言えるのではないでしょうか? - ポピュリズムの台頭
ポピュリズムは、民主主義の危機を引き起こす要因の一つとされています。政治家が感情的な訴えを用いて支持を集めることで、政策の質が低下し、長期的な課題解決が後回しにされることがあります。この問題は民衆一人一人が賢くなり感情に酔わないようになり論理思考出来るようになるしか無さそうですね。 - 情報の不均衡とメディアの役割
民主主義が機能するためには、健全な情報環境が必要です。そのためにマスメディアがあると謳われてきました。しかし、マスメディアは偽情報や偏った報道をするのが主目的と推測されます。そもそも英国ロイター通信、米国AP通信、フランスAFP通信などはそれぞれの国の諜報局の一部だそうです。民放TVなど大金を投じて制作した番組を無料で放送するのです。情報受信者が損をしてその分情報発信者が得をしなければ筋が通りません。真実も報道するでしょうが噓を噓でないように見せかけるために混ぜられるだけの様です。デジタル放送は瞬時に差し替えられるので生放送でも真実の暴露は不可能になってしまったそうです。デジタルならフェイクニュースも簡単に作れるようになりました。そもそもフェイクニュースや情報バイアスは昔からニュースの本質です。新聞しかない昔から世界中で偽造写真による情報操作は定番でした。マスメディアの情報隠蔽、情報操作により、市民が正確な情報に基づいて判断することが難しくなります。民主主義と表面では謳いつつ、その実、民主的意思決定は政治に反映出来ないように色々仕組まれているようですね。また衆愚政治は意図的にメディア操作で作られたものとも言えます。 - 社会的分断と格差の拡大
経済的な格差や社会的な分断が進むことで、民主主義の基盤が揺らいでいると言われているようです。特に、富裕層と貧困層の間の格差が拡大すると、政治への信頼が低下し、社会全体の結束が弱まる可能性があるそうです。個人的な感想では、格差は支配の基礎です。受益者は少ないのが普通です。格差を創って格差間を敵対させ続けることで、少ない受益者が圧倒的大多数を支配可能になるという訳です。
これらの問題点は、真の民主主義の持続可能性に対する大きな挑戦となっており、解決策を模索する必要があります。市民の積極的な参加や、政治制度の改革が求められているようです。
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