イジメとダークパーソナリティ

私の中学生時代は、毎日イジメに合う日々でした。

殴る蹴るの暴力によるイジメが日常だったのです。

3種の武道とボディビルを習い、中1でありながらこの中学校で一番喧嘩が強いという噂の不良

に目を付けられ

休み時間の度に凹られたのです。

兄の家での応援もあって、私は体を鍛え始め

ある日なけなしの勇気を振り絞って自力でそのイジメっ子ヤンキーを叩きのめし

イジメを克服出来ましたが

その後もアラカンの現在に至るまでイジメを好む人間には度々遭遇しました。

そんな中

一口に

「イジメを好む人間。」

と言っても

(大分キャラに違いがある。)

と感じていました。

中学で会ったイジメっ子はアスリート系ではありましたが単純明快な粗暴なヤンキーでした。

高校で会ったイジメっ子は教師受けの良い優等生の人気者で、凄く裏表がありました。

職場で出会ったパワハラ上司は極めて自分勝手で仕事をする気がなくマウントばかりで迷惑でしたが

微塵も悪いことをしている自覚がありませんでした。

空手道場で出会ったイジメを好む女性正指導員は

師範に媚びる事、稽古生に威張る事、陰で同僚達を貶める事、に無我夢中でした。

そんな訳で当時から

(イジメを好む人間はいくつかのパターンに分類される。)

と漠然と感じていました。

最近ダークパーソナリティやパーソナリティ障害などパーソナリティについて知り

(ああこれか!)

と思ったのです。

ダークパーソナリティには4つのパーソナリティがあると言われています。

・サイコパス

・ナルシスト

・マキャヴェリスト

・サディスト

の4つです。

他にもソシオパスとかダークエンパスとか色々ありますが

4種類のダークパーソナリティで

イジメを好む人間のパターンがザックリ4分類できる

と考えました。

・ダークパーソナリティの観点から見たサイコパス

ダークパーソナリティという概念は、心理学で、人間が持つ負の側面を指す包括的な用語です。この中に含まれる主要な3つの特性が、ナルシシズム、マキャベリニズム、そしてサイコパシーです。

サイコパスとダークパーソナリティの関係

サイコパスは、このダークパーソナリティの中でも特に注目される特徴です。ダークトライアドと呼ばれるこの3つの特性の中で、サイコパスは最も反社会的な側面が強いとされています。サイコパスは生まれつきの脳の構造の欠陥から来る特性なので、矯正プログラムなどでは治らないと言われています。

  • ナルシシズムとの関連: サイコパスは、自己中心的な傾向が強く、過剰な自己評価を持ちます。しかし、ナルシストが承認欲求を強く持つのに対し、サイコパスは他者の評価を軽視する傾向があります。
  • マキャベリアニズムとの関連: サイコパスは、目的達成のために手段を選ばない、冷酷な側面を持ちます。マキャベリニズムも同様に、他人を利用し、操ることを得意とする特徴がありますが、サイコパスはより衝動的で、長期的な計画を立てるのが苦手である点が異なります。

サイコパスの特徴を深堀り

ダークパーソナリティの観点から見たサイコパスの特徴をさらに詳しく見ていきましょう。

  • 共感性の欠如: 他人の感情や苦しみに対して共感することができず、冷酷な行動をとることがあります。
  • 衝動性: 衝動的な行動に駆られやすく、長期的計画を立てることが苦手で慎重さに欠けることがあります。
  • 無責任: 自分自身の行動に対して責任を感じることが少なく、他人に責任転嫁する傾向があります。
  • 魅力的な外見: 外見は魅力的で、社交的な人が多いですが、その裏に冷酷な一面を隠していることがあります。
  • 嘘をつくのが得意: 嘘をついても平気で、罪悪感を感じません。
  • 操縦性: 他人を自分の思い通りに操ったり、利用したりすることが得意です。
  • 自己中心的: 自分の利益や快楽を最優先に考え、他人のことを顧みません。
  • 浅薄な感情: 喜怒哀楽が表面的で、深い感情を経験しません。
  • 高い自尊心: 自分は特別な存在だと信じており、傲慢な態度をとることがあります。
  • 刺激を求める: 新しい刺激や興奮を求める傾向があり、飽きっぽい一面もあります。

サイコパスと一般人の違い

一般的に、私たちは他者への共感や道徳的な規範に基づいて行動します。しかし、サイコパスはこれらの規範を無視し、自分の欲望を満たすために手段を選ばない傾向があります。このため、サイコパスは社会生活において問題を引き起こす可能性が高くなります。

・ダークパーソナリティの観点から見たナルシスト

ナルシシズムの特徴

ナルシシズムは、自己愛が異常に強く、自己中心的な傾向が特徴です。ナルシストは、自分自身を特別で優れていると信じ込み、他人の感情や意見を軽視しがちです。ナルシストは””自己陶酔的な供給””というものが無ければ生きていけないと切実に感じていると考えられています。根っこにあるのは愛着障害だといわれています。自己陶酔的な供給には2種類あります。””ポジティブな自己陶酔的な供給””と””ネガティブな自己陶酔的な供給””の2つです。ポジティブな自己陶酔的な供給は権威から特別扱いされる事で得られます。ネガティブな自己陶酔的な供給は価値ある存在を貶める事で得られます。

  • 自己中心性: 自分の欲求や利益を最優先に考え、他人のことを顧みません。
  • 自己顕示欲: 自分の能力や魅力を欺瞞で誇張し、注目を集めようとします。
  • 共感性の欠如: 他人の感情や苦しみに対して共感することが難しく、冷淡な態度をとることがあります。
  • 傲慢さ: 自分自身を過大評価し、他人を見下す傾向があります。
  • 脆い自尊心: 外部の評価に左右されやすく、批判されると激しい反応を示すことがあります。

ナルシシズムと他のダークパーソナリティとの違い

  • ナルシシズムとマキャベリニズム: マキャベリニズムは、目的達成のために手段を選ばない、冷酷な側面が特徴です。ナルシシストも自己中心的で計画的に他人を操りますが基本破壊的で、マキャベリストのように他人を巧みに操り自分の立場を計画的に構築していくことは得意ではありません。
  • ナルシシズムとサイコパシー: サイコパスは、共感能力の欠如や衝動性が特徴です。ナルシシストも共感能力が低いですが、サイコパスのようには衝動的に行動するわけではなく慎重で計画的で黒幕になりたがります。

ナルシシストとの付き合い方

ナルシストとの付き合いは、非常に困難な場合があります。彼らとの関係を良好に保つためには、以下の点に注意することが大切です。

  • 現実を認識する: ナルシシストは、自分のことを過大評価していることを認識しましょう。
  • 期待値を下げる: ナルシシストに過度な期待はせず、失望しないようにしましょう。
  • 境界線を引く: 自分の意見を尊重し、一方的に振り回されないようにしましょう。
  • 距離を置く: 必要であれば、関係を断つことも検討しましょう。

まとめ

ナルシシズムは、ダークパーソナリティの一つであり、自己愛が異常に強い状態を指します。ナルシストは、自己中心的で、共感能力が低い傾向があります。彼らとの付き合いは、非常に困難な場合があるため、注意が必要です。

・ダークパーソナリティの観点から見たマキャベリスト

マキャベリニズムの特徴

マキャベリニズムは、イタリアの政治思想家ニコロ・マキャベリの名前に由来しており、目的のためには手段を選ばない、冷酷で計算高い性格を指します。

  • 他者操作: 他人を巧みに操り、自分の目的達成のために利用します。
  • 策略家: 巧妙な策略を立て、相手を出し抜くことを得意とします。
  • 共感性の欠如: 他人の感情や苦しみに対して無関心で、冷酷な態度をとることがあります。
  • 長期的な視点: 目標達成のために長期的な計画を立て、根気強く行動します。
  • 道徳観の欠如: 道徳的な規範を軽視し、自分の利益のためならどんなことでもする傾向があります。

マキャベリニズムと他のダークパーソナリティとの違い

  • マキャベリニズムとナルシシズム: ナルシシストは自己中心的な傾向が強いのに対し、マキャベリストはより戦略的で、他人を利用することに長けています。
  • マキャベリニズムとサイコパシー: サイコパスは衝動的で、長期的計画を立てるのが苦手であるのに対し、マキャベリストは計画的で、冷静に状況を判断します。

マキャベリストの特徴を深堀り

  • 社交性: マキャベリストは、社交的で魅力的な人が多く、周囲の人々から好かれることがあります。
  • 柔軟性: 状況に合わせて自分の態度や言動を変えることが得意です。
  • 冷徹な判断: 感情に左右されず、冷静に状況を判断し、最善の行動を選択します。
  • リスクを恐れない: 目標達成のために、リスクを恐れずに行動します。

マキャベリストとの付き合い方

マキャベリストとの付き合いは、非常に困難です。彼らとの関係を良好に保つためには、以下の点に注意することが大切です。

  • 警戒心を怠らない: マキャベリストは、巧みにあなたを操ろうとする可能性があります。
  • 感情的な距離を置く: 感情的に近づきすぎないように注意しましょう。
  • 自分の意見をしっかりと持つ: マキャベリストに振り回されないように、自分の意見をしっかりと持ちましょう。
  • 信頼できる人に相談する: 困ったことがあれば、信頼できる人に相談しましょう。

まとめ

マキャベリニズムは、ダークパーソナリティの一つであり、目的のためには手段を選ばない、冷酷で計算高い性格を指します。マキャベリストは、社交的で魅力的な人が多く、周囲の人々から好かれることもありますが、裏では巧みに人を操ろうとする危険な側面を持っています。彼らとの付き合いには十分注意が必要です。

ダークパーソナリティの観点から見たサディスト

ダークパーソナリティとは、人間が持つ負の側面を指す包括的な用語で、ナルシシズム、マキャベリニズム、サイコパシーの3つの主要な特性から構成されます。近年、この3つに加えて、サディズムが注目され、ダークテトラッドと呼ばれるようになりました。

サディズムの特徴

サディストは、他人を苦しめることによって快感を得る傾向があります。

  • 他者への加害欲: 他人に痛みや苦しみを与えることに強い興味を示します。
  • 支配欲: 他者を支配し、自分の思い通りに操ることに喜びを感じます。
  • 共感性の欠如: 他人の感情や苦しみに対して無関心で、むしろ楽しむ傾向があります。
  • 残酷な行為: 身体的な暴力だけでなく、精神的な虐待など、様々な形で他人を傷つけます。

サディズムと他のダークパーソナリティとの関係

  • サディズムとサイコパシー: サイコパスも共感能力が低いという点でサディストと共通点がありますが、サイコパスはより衝動的で、長期的計画を立てるのが苦手であるのに対し、サディストは計画的に他人を苦しめることがあります。
  • サディズムとマキャベリニズム: マキャベリストは目的達成のために手段を選ばないという点でサディストと共通点がありますが、マキャベリストはより冷酷で計算高いのに対し、サディストは他人を苦しめること自体に快感を感じます。

サディズムの危険性

サディストは、周囲の人々に深刻な被害を与える可能性があります。いじめ、虐待、さらには殺人など、極端なケースも少なくありません。

サディズムに関する注意点

  • 診断の難しさ: サディズムは、他の精神疾患との鑑別が難しく、診断が難しい場合があります。
  • 治療の困難さ: サディズムの治療は非常に困難であり、効果的な治療法はまだ確立されていません。
  • 予防の重要性: サディストの行動を早期に発見し、適切な対応を行うことが重要です。

まとめ

サディズムは、ダークパーソナリティの一つであり、他人を苦しめることによって快感を得る傾向があります。サディストは、周囲の人々に深刻な被害を与える可能性があるため、その特徴を理解し、注意することが大切です。

どうでしょうか?

皆さんの周りのイジメを好む人間もおよそこの4種類で説明できるのではないでしょうか?

・サイコパス

・ナルシスト

・マキャヴェリスト

・サディスト

の4種類です。

勿論この4種から外れる””イジメを好む人間””もいるでしょう。

私が中学で出会ったイジメっ子はソシオパスタイプでした。

しかし世間に紛れ込んでいるのはこの4種類が多いと感じます。

ザックリとタイプ分類出来れば

およその対策が立ちます。

いじめ問題で一番危険なのは

相手は正しく、自分の方にいじめられて当然な問題点がある。

と思考に縛りをかけてしまう事なのです。

自分に改善すべき点は無いか?

と考えるのと同時に

相手はダークパーソナリティではないか?

と疑うことが必要だと思います。

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