「ありがとう。」
私は
今までの人生で
何回子供達に伝えてきただろう?
残りの人生で
あと何回子供達に伝えることが出来るのだろう?
・
・
・
関心を持ちつつも介入はしない。一体どうすれば?関心を持っていることを伝えられるのだろう?
それは
「ありがとう。」
を言う事です。
「ありがとう。」はとても重要な勇気づけという技法の具体です。勇気づけの言葉である「ありがとう」という言葉が、不登校問題に及ぼす影響について、以下のように考察してみました。
- 勇気づけの重要性
勇気づけとは、他者の自信や自己肯定感を高めるための言葉を指します。具体的には「ありがとう。」を言うことです。勇気づけは特に不登校の子どもに対しては、彼らが抱える不安や恐れを軽減し、前向きな気持ちを育むために非常に重要です。
「ありがとう」という言葉は、感謝の気持ちを表現するものであり、相手との関係を深める効果があります。相手は自分の居場所があると感じられます。この言葉が不登校の子どもに与える影響は以下の通りです。
・自己肯定感の向上: 勇気づけの言葉は、子どもが自分の存在価値を感じる手助けをします。自己肯定感が高まることで、学校に行くことへの抵抗感が減少する可能性があります。
・ポジティブな思考の促進: 勇気づけは、子どもが困難な状況に対してポジティブに考える力を育てます。これにより、学校生活に対する不安を軽減し、再登校への意欲を高めることが期待されます。
・安心感の提供: 「ありがとう」と言われることで、子どもは自分が他者にとって大切な存在であると感じることができます。この安心感は、学校に戻る勇気を与える要因となります。
・コミュニケーションの改善: 感謝の言葉は、親や教師とのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築く助けになります。ここで言う信頼は銀行などが重視する信用などとは異なり存在そのものを信じることと言えるでしょう。信頼関係が強化されることで、子どもは自分の気持ちを話しやすくなり、問題を共有しやすくなります。
・ポジティブな環境の創出: 「ありがとう」という言葉が日常的に使われる環境は、ポジティブな雰囲気を醸成します。このような心理的安全性の高い環境は、不登校児が学校に復帰するというチャレンジに対して前向きな気持ちを持つ助けになります。
・ストレスの軽減: ポジティブな言葉が多く交わされる環境は、ストレスを軽減し、心の安定をもたらします。これにより、学校に行くことへの不安が和らぎます。
・行動の変容: 勇気づけと感謝の言葉が日常的に使われることで、子どもは自分の行動に対して前向きな変化を促され、学校に行く意欲が高まる可能性があります。 - 実践のポイント
日常的なコミュニケーション: 親や教師は、日常的に子どもに対して勇気づけの言葉である「ありがとう」を意識的に使うことが重要です。
感謝の気持ちを表現する: 子どもが何かをしてくれたときには、感謝の気持ちをしっかりと伝えることで、勇気づけします。
結論
勇気づけである「ありがとう」という言葉は、不登校問題に対して非常に大きな影響を持つ要素です。根本療法の主軸と言えるでしょう。学校をはじめ社会は居心地良く整えられたディズニーランドではありません。共依存家族に甘やかされただけの王子様お姫様のまんまでは、嫌になって逃げ出して当然です。勇気づけを意識的に取り入れることで、子どもが自信を持ち、学校に戻る勇気を持つ手助けができることでしょう。
不登校問題の解決策
それは家族それぞれが自立する事。
そう論じてきました。
聡明な読者はお気付きでしょうが
実は
家族それぞれが真に自立した末
私は学校には行かないで、自立して生きるためにやりたかった事を始める。
という選択を、自立した子供がする可能性があります。
その選択をしても良いのではなかろうかと私は思っています。
周囲から登校しなければならないと信じ込まされつつ、勇気がくじかれていて登校出来ないという事
と
他の自立した道に進みたいので、登校しなくて良いと勇気を持って自分で覚悟する事
では
雲泥の差です。
もしも家族それぞれが真に自立出来ているならば
もはや
登校するしないは些事に過ぎないはずです。
・・・
親が子供にプレゼント出来る事で
最も価値の高い事が
「ありがとう。」
を子供に言う事でしょう。
私は
(なかなか言うチャンスが無いなあ・・・)
などと思っていました。
何のことはない。
私の感受性が鈍いだけだったのです。
コメント