不登校問題決定版1

「不登校問題はもっとずっと巨大な問題のごくごく一部が

海面に頭を出し見えたただけだ。」

と私は考えます。

水面下に隠れて見えない巨大な問題の構造とは?

目的論

という理論があります。

人間のすべての行動は目的実現のためにある

というような仮説です。

目的論では

怒っている人は、怒るべき原因があったから結果怒っている

とは考えないのです。

怒っている人は、(例えば)マウントしたいという目的があったから手段として怒っている

と考えるという事ですね。

では不登校児を目的論で視ると?

家に居たいという目的があったから手段としての不登校を行っている

という事になりますよね。

何故家に居たいのでしょう?

その理由は人それぞれでしょう。

・学校のある先生にイジメにあっているから。安全地帯へ避難している。

・学校のある先生が生理的に大嫌いだから。遠く離れている。

・教師と生徒という縦の関係が許せないから。ボイコットしている。

・学校のある生徒にイジメにあっているから。安全地帯へ避難している。

・学校のある生徒が生理的に大嫌いだから。遠く離れている。

・””学校内での自分””という存在が嫌いだから。その存在を消している。

・登下校が大変過ぎて嫌になってしまったから。

・家族があらゆる問題から守ってくれるから。その安全地帯に居続けたい。

・家族が大好きだから。近くにずっといたい。

・””家庭内で王様のように大事にされる自分””という存在が大好きだから。その存在で居続けている。

・学校より家の方がゲームが出来るから。

・箱入り娘でい続けるのが一番楽だから家に居続けたい。

・籠の鳥で居るのが一番楽だから家に居続けたい。

・何もかもがどうでも良いので、一番楽そうな状態に落ち着いている。

・働いたら負けだと思っている。だからより良い労働者になるための教育など受けない。

・etc

が考えられます。

人それぞれ家に居たい理由は色々でしょう。

このブログはアフィリエイトこそ付けてはいますが特定の団体のコマーシャルではありません。

ゆえにコマーシャルでは決して書けない本音を書いています。

イジメや学業不振や起立性障害などが本当に不登校の理由の子も日本のどこかには確実にいるでしょう。

しかし

(割合としてはかなり少ない。)

と不登校支援の専門家達は考えているそうです。

またイジメや学業不振や起立性障害などが本当に不登校の理由であっても

出来れば克服する事が望ましい問題であって

いつまでも不登校のままが本当に望ましいわけではないでしょう。

不登校問題解決の専門家たちの体感では

不登校児と依存共依存家族の相関は控えめに言って99%だそうです。

親子の依存共依存関係に変化を促すことで

ほぼ全ての不登校児が短期間で登校するようになったそうです。

依存共依存は嗜癖(アディクション)に極めて近い精神状態です。

嗜癖(アディクション)には

物質依存(アルコール依存症、ニコチン依存症、薬物依存症、etc)

行動依存(ギャンブル依存症、ゲーム依存症、ショッピング依存症、sex依存症、etc)

があります。

嗜癖は個人の意思が関与するため中毒とはチョットだけ異なりますが

中毒と同じで辞めることが難しい場合が多いそうです。

脳内麻薬も麻薬も脳にとっての影響力は同じようなものなのでしょう。

依存関係は、特定の人や物に対して過度に依存する状態を指し

共依存は他者の感情や行動に過度に依存し、自分自身の感情やニーズを犠牲にする関係を指します。

依存共依存は嗜癖に極めて近いためやはり辞めることが難しいのです。

つまり

依存してくる子の面倒を見る事を快楽に感じてしまっていて(つまり脳内麻薬が自己生産されて)

快楽に溺れてしまっていて(自家中毒を起こして)

快楽の沼から抜け出せないでいるのです。

問題はそれだけではありません。

その上

依存共依存は極めて自覚が難しいモノであることが

問題解決をさらに困難にしています。

何故なら現代人は

「愛とは依存共依存である。」

と何世代にもわたって繰り返し繰り返しメディア教育されて来たから。

依存共依存という言葉の意味は詳しくは知らなくても

ドラマなどの映像イメージで執拗に洗脳され続けてきたからです。

依存共依存を愛だと思い込んでいたら

(治したい!治そう!!)

などとは誰も思いもしないでしょう。

治るどころか悪化の一途です。

ありていに言って現代社会は依存共依存社会なのです。

自立した大量の人間を支配制御するのは、大変困難です。

依存共依存の国民を国家が支配制御するのは、ごくごく簡単と言えるでしょう。

そして自立した者からピンハネするのは大変です。

共依存症からピンハネするのは楽ちんなのは誰から見ても明らかでしょう。

国家とは

実質その地域で最強最大のピンハネ屋のことです。

かなり複雑な構造で、綺麗ごとや権威付けなどで見えづらく造り込まれていて

ストレートに

「ピンハネ屋だろ。」

と言いづらい様にデザインされていますし

国民も

ストレートに

「ピンハネ屋だろ。」

と言いづらい様に教育されていますが・・・

普通のご家庭はのきなみ依存共依存家族である。

と言っても決して過言ではないでしょう。

「うちの子の場合は違います。」

「私たち家族は正常です。」

私も勿論そう思っていました。

私たち夫婦は漠然とクラスメートの誰かしらからのイジメを疑っていました。

大人がそう思い込んで詰問してしまうと

子供は何となくそんな気になって、誰か思い付いた名前を適当に挙げてしまうものです。

事実無根と言って良いモノでした。

冤罪をかぶされた子も周囲の生徒も教師も誰一人全くピンと来なかったようだったのが

不幸中の幸いでしたが

心よりお詫び申し上げます。

「ごめんなさい。本当にすみませんでした。」

ともあれ

子供に一所懸命無償の愛を注いで来たつもりが

実は愛とは似て非なるモノだった?

共依存!だった・・・

「私たち家族は機能不全家族です。」

「私たち家族は依存共依存家族です。」

そんなこと認められるでしょうか?

私は認められませんでした。

”””だから長引いたのです。”””

「私たち家族の在り方は、家族として正しい在り方だ。」

といった強い強い思い込みが

子供の登校復帰を何年もあるいは永遠に・・・


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