自己愛性パーソナリティ障害は
ナルシストとも呼ばれますが
パーソナリティ分析におけるナルシストとは
ルックスの良し悪しとは何の関係もありません
幼い頃に親子で愛着をうまく築けなかった愛着障害が高じた
攻撃的で極めて危険な
それでいて
ターゲットにも周囲にも自分が加害者だとバレないように巧妙に虐待する
ダークパーソナリティのことを言います
自己愛性パーソナリティ障害は
自己愛がずっと傷ついたまま治ることがないので
どうにか生きていける自尊心を保つために
自己陶酔的な供給というものに依存していると言われています
自己陶酔的な供給には2種類あります
・ポジティブな自己陶酔的な供給
・ネガティブな自己陶酔的な供給
の2種類です
ポジティブな自己陶酔的な供給とは
権威ある存在に近付きあの手この手で認めてもらい
特別扱い
してもらうことで得られる自己陶酔です
これは処世術を身に付けることにもなり結果
自己愛性パーソナリティ障害という精神疾患が
現代社会で成功者になってしまう可能性を高めているものです
一方
ネガティブな自己陶酔的な供給とは
エンパス(共感力が高い人)などの本質的に価値ある存在を
ガスライティングなどの見えないように巧妙に仕組まれた精神的虐待で
精神疾患もしくは自殺にまで追い込み
価値を引きずり落とすことで得られる
ねじ曲がった自己陶酔です
自己愛性パーソナリティ障害(ナルシスト)は
これら2種の自己陶酔的な供給が得られないと生きて行けません
自己陶酔的な供給を得ることが人生最大の目的になってしまっているわけです
パワハラモラハラセクハラが
どれほど問題視されるようになっても
犯罪になったとしても
どれほどリスキーでも
自己愛性パーソナリティ障害は全力で命がけで精神的虐待を続けると考えられます
そんな極めて危険で悪質な自己愛性パーソナリティ障害は
ありふれたどこにでもゴロゴロいる存在でもあります
自己愛性パーソナリティ障害に対する自己防衛術が必要だと考えます
私は
アドラー心理学が根本療法的な自己防衛術として有効だ
と考えました
実際有効でした
しかし
アドラー心理学は武道修行のような苛酷な心理学です
すぐに身に付くかというと大いに疑問が残ります
私は
緊急時に間に合う対処療法的な自己防衛術として
アドラー心理学から派生したと言われる認知行動療法に目を付けたのです
何回かにわたって考察してまいりましたが
私は
認知行動療法は自己愛性パーソナリティ障害からの精神的攻撃に対する自己防衛術として
有効であると考えます
の二人目の空手の師は
「・知ること
・分かること
・出来ること
はそれぞれ全然違うレベルだぞ。」
とよく仰られていました
認知行動療法も空手やアドラー心理学と同じく
知るだけでは全然役に立たないでしょう
認知行動療法を実践出来るレベルになってはじめて
自己愛性パーソナリティ障害に対する自己防衛術として使えるレベルかと思われます
認知行動療法を実践出来るレベルになる
それには
日々の実践とフィードバックが必須でしょう
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