アドラー心理学VS自己愛性パーソナリティ障害(ナルシスト)24挑発への対処

劣等感などを刺激してターゲットを逆上させ

ことさらに暴力行為などをとらせることで罠にはめるという

自己愛性パーソナリティ障害が使う操作的な戦術の一つです

アドラー心理学で対処するには何が有効でしょうか?

挑発は主に劣等感を刺激して来ます

劣等感が弱点になっているわけですから

劣等感をどうにかした方が良さそうですね

アドラーが最初に着手したのは

劣等感の研究でした

アドラー心理学では劣等感を4つに細分化しています

人は誰でも泣くこと以外何も出来ない存在として生まれてきます

そのため誰しも出来る存在である他者と比較して劣等感を感じます

これを

最初の劣等感

と呼びます

最初の劣等感をばねにして出来る存在に近づこうと努力をします

優越性の追求です

しかしどこかで挫折する場合があります

優越性の追求が停滞してしまい勇気がくじかれてしまうのです

ここで3種類の劣等感に分かれると考えられています

・劣等コンプレックス(努力から逃げる言い訳に劣等感を使います)

・優越コンプレックス(努力は諦め噓をついて強がって出来る存在のふりをします)

・良い劣等感(出来る存在としての将来の自分と今の自分を比較して

その差を埋めるにはどうすれば良いかを工夫するという行動の動機となる劣等感です)

以上3つです

つまり

良い劣等感を抱いて生きていれば

挑発など無意味なのです

・知るレベル

・分かるレベル

・出来るレベル

は全然違うレベルです

アドラー心理学も出来るレベルになってはじめて

自己愛性パーソナリティ障害に対する自己防衛術として使えると思われます

アドラー心理学を実践出来るレベルになりたい

それには

良い劣等感を持って

日々の実践とフィードバックを努力することが必要なのではないでしょうか?





コメント

タイトルとURLをコピーしました