愛着障害は後天的な障害であり
大人になっても愛着形成はできる。
愛着障害は修復可能である。
愛着障害は治せる。十分挽回可能な障害である。
と言われています。
一方
自己愛性パーソナリティ障害(ナルシスト)の根本原因は
愛着障害であると考えられていますが
自己愛性パーソナリティ障害の愛着障害は修復不可能である。
と言われています。
何故?本来修復可能な愛着障害が
自己愛性パーソナリティ障害では修復不能になってしまうのでしょうか?
私は心理学は素人ですが
空手の指導を手伝っていた時に
自己愛性パーソナリティ障害と思われる人達
や
愛着障害と思われる人達
に長年接してきて思うところがあったので
共有させて頂きます。
結論から申し上げますと
自己愛性パーソナリティ障害の愛着障害は治らないという意見は
(残念ながらその通りじゃないかな。)
と感じています。
自己愛性パーソナリティ障害は自分の愛着障害に
いつもは問題を感じていないからです。
自己愛性パーソナリティ障害は常に自己陶酔的な供給の搾取をし続けます。
これが周囲の人間にとって命に係わるほど危険だったりするため
人格障害に分類されダークパーソナリテイとか言われるわけです。
実際私の習っていた空手流派に居た自己愛性パーソナリティ障害と思しき人達は
多くの真面目な稽古生や指導員や師範代をターゲットにし
取り返しのつかないダメージを与えたと言っても過言ではないほどの心理的虐待を仕掛けていました。
しかし
虐待をした当のご本人は常に自己陶酔的な供給の搾取が出来ていれば
安定してのほほんと生きていられるのです。
この自己陶酔的な供給の搾取というモノは
根っこにある愛着障害をその場しのぎする為に必要な行為です。
権威にえこひいきしてもらう事で搾取できるポジティブな自己陶酔的な供給
共感力の高いエンパスを心理的虐待する事で搾取できるネガティブな自己陶酔的な供給
の2種類があります。
愛着障害は自己愛のバケツの底に穴が開いているような状態と言われます。
つまり
自己愛性パーソナリティ障害は
この穴の開いたバケツに常に自己陶酔的な供給を注ぎ続けることで
生きる事が出来ているのです。
いわゆる自転車操業で
休む間がありません。
愛着形成の3基地機能を備えたまともな愛着形成に取り組む余裕など
全くないのです。
これが
自己愛性パーソナリティ障害の愛着は修復不能と言われる理由かと思われます。
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