そば粉は修験道の行者が携行食として持ち歩き
結果日本中に普及したようです
修験者は別名「山師」と呼ばれるように
山々を走り回り良質な鉱山を探していたので
携行するのに軽くて場所も取らず日持ちもするそば粉は
便利だったのでしょう
信州には
役行者小角が駒ヶ岳で修行した際に
山道入り口の内の萱にソバの実を伝えたと言われています
当時は行者と同じように
熱湯をかけて混ぜるだけで簡単に出来る
蕎麦搔で食べていたそうです
寒い信州では当時は米が育ちにくかったでしょうから
どこでも育つ強健なソバはさぞかし村人たちに歓迎されたことでしょうね
そば粉100%で打つ蕎麦は十割(とわり)蕎麦と呼ばれ
香りは格別ですが
大変打つのが難しいものです
私は料理人ですが蕎麦打ちはド素人です
和食もやりましたが私の専門はスペイン料理です
しかし蕎麦打ちの素人でも美味しい十割蕎麦を作る方法があります
ビニール袋にそば粉と美味しい水を入れ15分ほど振れば良いのです
疲れますが
最も重要で最も難しいとされる水回しの技術は要りません
音楽でも聴きながら振れば大して苦でもありません
水が回ったら後は適当にこねれば良いのです
私はイタリアンのシェフも経験していたので
パスタマシンを持っていました
パスタマシンで伸ばして
パスタマシンで切れば簡単です
パスタマシンが無くても均一ささえ気にならなければ
手で伸ばして包丁で切っても大丈夫です
不揃いな感じもそれはそれで旨いものです
あとは美味しい水を沸かしてゆでて冷水でしめれば
専門店にも負けない美味しい美味しい十割そばの完成です
信州では
そば粉は道の駅やJAや農産物直売所などで
売っています
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