うつ病とは何か?
脳神経の炎症である。
というのが現在定説になっているようです。
つい最近までうつ病は心の病気という考えが主流だった気がします。
今は脳の病気という考えが主流なわけですね。
ソフトウエアのバグというよりもハードウェアの故障と考えているわけです。
恐らく
炎症と考えた方が、抗うつ剤を投与する理由として妥当だからでしょう。
実際には
脳は神経可塑性が高い
のでソフトウエアのデザインの影響でハードウェアの構造が決まります。
簡単に言うと
心と脳は一体
と言っても良いようなものです。
心がいつも考えていることを考えやすいように脳は発達するわけです。
いつも因果論で考える人は因果論用のニューラルネットワークが形成され
いつも目的論で考える人は目的論用のニューラルネットワークが形成されるということです。
従って
いつもネガティブに考える人はネガティブ思考のニューラルネットワークが形成されてしまいます。
脳は
ニューロン(脳神経)というコレステロールの糸が
無数に絡まりもつれて一塊になっているような臓器です。
1つのニューロンはいくつもの枝を持っていて
それぞれの枝が他のニューロンたちの枝と繋がりニューラルネットワークを形成します。
ある脳神経の枝が偏って使われ過ぎるなどの問題が生じることで
脳神経(ニューロン)が炎症を起こすようです。
脳神経(ニューロン)が炎症を起こすと
いつも使われる主流の枝以外の枝が枯れてしまうそうです。
結果
いつも使われる主流の枝が
更に偏って使われて行くわけです。
最終的には、非常に偏った一つの考えしか出来なくなるようです。
これがグルグル思考と呼ばれるものでうつ病の原因と考えられていたモノです。
脳の神経可塑性は
適応発達の肝で人間にとって極めて重要な機能かと思いますが
それがこの様に悪循環に陥ってしまうこともあるわけです。
抗うつ剤の投与により脳神経の枯れてしまった枝がまた復活すると言われています。
たぶん
主流の枝を強制的に麻痺させることで
他の枝が復活せざるを得ないように追い込むのでしょう。
電極針による治療も同じ考え方ではなかろうかと思われます。
これらの治療は
生まれつきの脳の疾患などが原因のうつ病の場合は必須と考えられているようです。
一方で
脳神経に炎症を起こした
考え方の偏り
を矯正する必要も当然あるでしょう。
いわゆる認知の歪みですね。
認知の歪みを直すには
時間を掛けてアドラー心理学を学ぶのがオススメですが
急を要する場合は
認知行動療法やスキーマ療法などがあります。
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*注意
私は医療の専門家とか脳の専門家とかではありません。
料理人です。
自分や家族のために脳や心の勉強をしていて
このブログは、自分のための備忘録をシェアさせて頂いているものです。
素人なので誤謬がある可能性があります。
本格的なうつ病で現在お悩みの方は
ご自身もしくはご家族で
専門家をよく調べて検討し慎重に選ばれて行かれることが必要かもしれません。
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